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2004 年度 実績報告書

役割・分業形態の設定が可能な協調学習支援e‐Learning環境の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700579
研究機関独立行政法人メディア教育開発センター

研究代表者

西森 年寿  独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (90353416)

キーワード協調学習 / eラーニング / 高等教育
研究概要

第一に、役割・分業形態の設定が可能な協調学習を支援するシステムの設計と開発を行った。本システムの教育実践上のターゲットは高等教育におけるグループ課題探究型学習活動である。システムはプロジェクトホーム、TODOリスト、スケジュール、ファイルボックスから成るシンプルなグループウェア的な機能を持つ。なお、本システムはWebベースのシステムであり、標準的なWebブラウザから利用できる。設計においては、高等教育のグループ課題探究型学習活動の支援上の課題である、活動の見通しを与え、個人とグループとクラスの間で進行状況と結果の共有を促すという点に配慮した。本システムを利用することにより、学習者たちは個人やグループを越えて、課題探求活動の計画、役割分担、さらに各自の進捗状況やその成果を共有できる。これにより、学習者が課題探求の進展に合わせて、自由に役割・分業形態を再構成しながら、効果的に協調学習を進められることが期待される。
第二に、本システムの実践利用を通した評価実験を行った。グループでプレゼンテーションを行う大学の授業(全7回)で、本システムを利用した。学生たちに対して行ったアンケート調査とシステム利用データの分析の結果、本システムが学生たちに好意的に受け止められ、自主的に活用されていたことが分かった。また、特にグループ活動の分業状態を把握し、グループ活動を再構成することができるという点で有効性を持つことが示唆された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高等教育の教室の授業と連携したe-Learning環境構築支援システムの開発と実践-多様な参加形態に着目して2004

    • 著者名/発表者名
      西森年寿他
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 27, Suppl.

      ページ: 9-12

  • [雑誌論文] 高等教育におけるグループ課題追求型学習活動を支援するシステムの設計2004

    • 著者名/発表者名
      西森年寿他
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      ページ: 665-666

  • [雑誌論文] 電子掲示板上での学習者の活動を把握する指標の検討2004

    • 著者名/発表者名
      松河秀哉他
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 28, No.1

      ページ: 57-68

  • [雑誌論文] i-Bee : the CSCL Assessment Tool for Making the Status of Discussion Visible.2004

    • 著者名/発表者名
      Toshio MOCHIZUKI他
    • 雑誌名

      ED-MEDIA 2004 Proceedings

  • [雑誌論文] 電子会議室の発言内容を可視化するソフトウェアi-Beeの評価2004

    • 著者名/発表者名
      望月俊男他
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      ページ: 707-708

  • [図書] 大学eラーニングの経営戦略(・第7章「eラーニングを支えるテクノロジー」西森年寿担当)2005

    • 著者名/発表者名
      吉田文他
    • 総ページ数
      209
    • 出版者
      東京電機大学出版局

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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