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2004 年度 実績報告書

専用ソルバーを考慮したXMLによるOR/MSモデル記述環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 16710123
研究機関北海道情報大学

研究代表者

向原 強  北海道情報大学, 経営情報学部, 助教授 (00322793)

キーワードXML / 問題定義 / XML Schema / 専用ソルバー / モデル化言語
研究概要

研究代表者達のグループは,意思決定問題の構造化された記述である問題定義の方法として,実体一関連概念をいくつかの点で拡張して利用するGERMアプローチと,このアプローチに基づいた問題定義を,XMLを利用して具現化する方式を提案した。XMLによる記述は,(1)インターネット環境での標準化が進み,汎用性が高く情報共有および情報交換の仕組みに適している,(2)既存のバーサが利用可能であり独自の言語解析プログラムを必要としない,(3)木構造であり,提案するGERMアプローチによる問題記述との親和性が高い,などの利点がある。
提案するXML記述は,問題の型を記述するオブジェクト型レベルと,具体例を記述するインスタンスレベルに分けられる。
構築された問題に対応する数理モデルと,その解法プログラム(ソルバー)が明らかである場合,これらのXML記述(オブジェクト型レベル,オブジェクトレベル)には,ソルバー起動に必要な入力データが含まれていなければならない。これを保証するためには,数理モデルとオブジェクト型レベルの一貫性,オブジェクト型レベルとオブジェクトレベルとの一貫性が不可欠である。いくつかのスキーマ言語をサーベイした結果,これらを検証するためのツールを開発するためには,XML Schemaが適していることが分かった。
Xercesなどの既存バーサを利用することで,オブジェクト型レベルのXML記述からオブジェクトレベルのスキーマ(XML Schema)を自動生成することが可能である。
更に,研究代表者たちのグループでは,検証済みのXML記述から,XSLTなどを利用し,モデル化言語の記述や,いくつかの専用ソルバーモデルの入力データを自動生成するための仕組みを開発しているところである。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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