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2004 年度 実績報告書

中米(メキシコ・グアテマラ)における貧困と教育の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16710179
研究機関東洋大学

研究代表者

久松 佳彰  東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (30302839)

キーワード貧困 / 教育 / メキシコ / グアテマラ / 家計調査
研究概要

平成16年度については、メキシコについては2002年の国立経済地理情報院(INEGI)が実施した家計調査の個票データを入手した(Encuesta Nacional de Ingresos y Gastos de los Hogares : ENIGH)。グアテマラについては、World Learningの文化間・二言語教育プログラムの現場を訪問し、プログラム評価作業についてのフィージビリティ調査を行なったo同時に、グアテマラにおいては、国立統計院が世界銀行と提携して2000年に実施した家計調査の個票データ(Encuesta de Condiciones de Vida : ENCOVI)。本データの分析についてデスクトップ・コンピュータやコンピュータ・ソフトであるSPSSやMathematicaを利用し、分析及び議論についてノートブック・コンピュータ及びプロジェクタを利用した。
グアテマラについては教育と貧困についてデータ解析が進んでいる。グアテマラでは1990年代後半からcommunity-managed schoolという村落共同体自らが経営を担う小学校がPRONADEという政府プログラムのもとで実施されている。このタイプの学校においては、共同体自身が先生の解任権限を持っているため、先生の教育指導がより効果的になるという可能性がある。実際に、グアテマラの隣国のエルサルバドルでは同じようなプログラムにおいて顕著な教育効果があったことが確かめられている。同様の調査は十分にはグアテマラにおいて行なわれていない。この状況に鑑み、本研究ではENCOVIデータを用いて、PRONADEに属する学校がそうでない公立学校に比べて、他の条件を一定として、より生徒のドロップアウトが小さくなるかどうかを分析した。その結果は有意な効果は捉えられなかった。現在、統計モデルを更に詰めてその理由を確かめている。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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