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2006 年度 実績報告書

統語規則と運用ルールの変遷-日本語の敬語と恩恵の授受の表現-

研究課題

研究課題/領域番号 16720108
研究機関愛知県立大学

研究代表者

東 弘子  愛知県立大学, 外国語学部, 助教授 (50336666)

キーワード敬語 / 敬称 / 批判的言説分析 / 社会言語学 / 規範意識 / マスメディア / 距離の言語的表示 / 話者の視点
研究概要

本年度は,言語をあるがままに分析しようとする言語学の視点と,一つのスタンダードを指向する大衆的視点またはそれを操作しようとする権力との関係について考察するという方向性で,研究発表,学会参加,論文発表をした。
口頭発表としては「マスメディアにおける社会的上位者への敬語の使用状況と受容者への心的効果」(加藤淳,宮地朝子と共同)を第6回「社会言語学」刊行会研究報告会(2006/4,於:ウィルあいち)にておこない,そこでの議論をふまえ,社会学的な視点,批判的言説分析の手法を敬語研究に導入し,研究論文「批判的言説分析としての敬語分析-マスメディアにおける敬語・敬称の使用/非使用から-」『社会言語学』VI, pp.61-75(2006/9)を執筆した。
また,言語政策,言語権,多言語化,規範意識等,社会における言語の価値付けのシステムと言語学のリンケージの方法論をさぐるべく,日本方言研究会,日本言語学会,JP/KRA Linguistics Conf.,多言語社会研究会,社会言語科学会等に参加し情報収集をした。
前年度より継続している,TVニュース,ワードショー等におけるキャスターの発言のデータベース化も継続しておこなった。人間関係の距離とその表示となる言語形式についての整理にむけて,表の作成を継続中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 批判的言説分析としての敬語分析 -マスメディアにおける敬語・敬称の使用/非使用から-2006

    • 著者名/発表者名
      東 弘子
    • 雑誌名

      社会言語学 VI

      ページ: 61-75

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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