• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

英語の学習観・学習方略・習熟度に関する測定尺度開発・関連性研究・配信システム構築

研究課題

研究課題/領域番号 16720130
研究機関広島大学

研究代表者

前田 啓朗  広島大学, 外国語教育研究センター, 助教授 (10335698)

キーワード英語教育 / 学習観 / 学習方略 / 習熟度
研究概要

日本の英語学習者を対象とした,「英語の学習観を測定する尺度(質問紙)が確立されていないこと」「英語の学習方略を測定する尺度(質問紙)が確立されていないこと」「一般化された英語習熟度テストが公開されていないこと」を問題とし,これらの解決のために研究開発を行った。
学習観・学習方略の尺度については重要性が認知されながらもいまだに十分な理論的基盤と交差妥当性を持った尺度(質問紙)が存在していないため,先行研究を基盤として尺度を構成し,検証を行った。その結果,環境志向・方略志向・学習量志向の3志向を指摘した先行研究に基づき,大学生英語学習者の学習観の構造を検討することができた。学習方略に関しては,ほぼすべての学習者に共通する語彙学習方略を取り上げ,体制化方略・反復方略・イメージ化方略という3つの方略の構造や関連性の分析を行うとともに,学習観や習熟度との関連を分析することができた。
習熟度テストについては,TOEIC Bridgeテストを用いるとともに開発したテストを実施し,並存的妥当性などの検討を行った。
また,作成された尺度による測定結果をもって,学習観・学習方略・習熟度の関連について基礎データを示すことが可能になるとともに,それらの関連性を分析することで教育的な示唆を導くことができた。
また,ウェブ経由での教材配信システム開発を行っているため,オンラインで上記のような尺度(質問紙)やテスト,そしてその診断結果を実施できるようなシステムの検討を行うことで,研究成果を広く還元する準備を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 英語学習における学習観・学習方略・習熟度の関連:語彙学習方略を中心とした検討2005

    • 著者名/発表者名
      前田啓朗
    • 雑誌名

      日本教科教育学会全国大会発表論文集

      ページ: 56-57

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi