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2006 年度 実績報告書

近代日本における国籍法制の形成に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16720153
研究機関九州大学

研究代表者

山口 輝臣  九州大学, 大学院人文科学研究院, 助教授 (20314974)

キーワード国籍 / 日本人 / 外国人 / 条約改正 / 帰化 / 明治憲法 / 民法典
研究概要

これまでに引き続いて関連史料・文献の収集につとめるとともに、主としてこれまでの成果のうち、昨年度の研究実績の概要の分類で言えば、「3)国籍法制の形成過程についての分析」について、個別研究を論文という形で文章化する作業を行った。その内容は概ね以下の通り。
拙稿「国籍法以前-研究の整理による予備的考察」(浅野豊美・松田利彦編『植民地帝国日本の法的構造』信山社所収)で指摘したように、明治32年に国籍法が施行される以前から、条約改正との関係で、国籍法制の必要性は広く認識されており、そのために法制化の試みもたびたびなされていた。そのうち制定まであと少しというところで漕ぎ着けながら、条約改正の失敗とともに潰えさった明治22年の国籍法案について、すぐれた先行研究である小嶋和司による整理の誤りをただしつつ、あわせて国籍法制そのものの理解についても再考を求めた。結果として、歴史の研究において史料が増えるとはいかなることかについて、思索をめぐらす結果ともなった。
この論文は2007年10月刊行予定の九州史学研究会編になる論文集『境界とアイデンティティ』(仮題・岩田書店)にて公開される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 木戸孝允関係文書研究会・22007

    • 著者名/発表者名
      木戸孝允関係文書研究会編
    • 総ページ数
      441
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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