• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

日系アメリカ人立ち退き・収容をめぐる第2次世界大戦時の日米プロパガンダ戦争

研究課題

研究課題/領域番号 16720179
研究機関東洋大学

研究代表者

水野 剛也  東洋大学, 社会学部, 助教授 (90348201)

キーワード日系アメリカ人 / 日系人 / 立ち退き・収容 / 第2次世界大戦 / プロパガンダ / 情報操作 / ジャーナリズム / マスメディア
研究概要

3年計画の最終年にあたる平成18年度は、これまでつづけてきた研究の総決算として、その成果を研究論文としてまとめ、それをできるだけ広く公表することに重点をおいて活動をした。その結果、十分な成果を生むことができたと考えている。
まず、"Federal Government Decision-Making on the Suppression of the Japanese-Language Press from Pearl Harbor to Mass Incarceration"というタイトルの論文を完成させることができた。この論文は、日米開戦当時、日本から多くのルートを通じて情報を得ていた日本語新聞をアメリカ連邦政府がどのように統制しようとしていたのかを実証的に明らかにしたものである。アメリカのジャーナリズム研究ではもっとも権威があり、かつ審査がきびしいとされる学会誌『Journalism History』(Vol.33,No.1)に掲載することができた(近く刊行予定)。
さらに、これまでの研究成果が評価され、夏には全米日系人博物館(JANM)および国際交流基金日米センター(CGP)共催のラウンドテーブル「Asian American Perspectives on Building U.S.-Asia Relations」、さらに、サンフランシスコ日本総領事館および国際交流基金日米センター(CGP)共催のシンポジウム「Shifting Japanese-American Identities : Views of Japanese Americans and Japanese」に招かれ講演をした。そこで話した内容にも、本研究の成果が随所で活かされている。
この3年間で単著1冊、4本の審査論文など多くの成果を得ることができたが、それ以上に、今後も継続的に取り組むべき課題を多く見つけることができた。この3年間に受けた研究助成をもとにして、今後10年間は従事できうる研究材料を得ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Federal Government Decision-Making on the Suppression of the Japanese-Language Press from Pearl Harbor to Mass Incarceration2007

    • 著者名/発表者名
      Takeya Mizuno
    • 雑誌名

      Journalism History Vol. 33, No. 1(刊行予定)

  • [雑誌論文] 書評 貴志俊彦・川島真・孫安石編『戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2006年)2007

    • 著者名/発表者名
      水野剛也
    • 雑誌名

      日本歴史 第710号(刊行予定)

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi