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2004 年度 実績報告書

隊商都市パルミラの彫像の指輪からみた古代ローマ文化の受容についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16720190
研究機関駒澤大学

研究代表者

大城 道則  駒澤大学, 文学部・歴史学科, 専任講師 (00365529)

キーワードパルミラ / エジプト / 文化 / 指輪 / ローマ / 彫像
研究概要

当研究課題「隊商都市パルミラの彫像の指輪からみた古代ローマ文化の受容について」に必要である情報取得のため本年度は以下の三つの作業を行った。
1、2004年7月17日〜2004年8月10日まで奈良県立橿原考古学研究所(所長樋口隆康)が主体として行っているシリア・アラブ共和国のパルミラ遺跡東南墓地H号墓における発掘調査に参加した。その際にH号墓から出土した複数の彫像の中に指輪が使用されているものがあることを確認した。
2、本年度のシリア・アラブ共和国における調査期間中、パルミラ博物館内に展示されている彫像の一部をデジタルカメラを使用し記録をおこなった。その結果、パルミラ博物館内の彫像54体のうち53体が指輪を使用していることが確認された。もしパルミラ博物館から許可があれば、来年度以降、本年度と同様にデジタルカメラを用い、地下の倉庫に所蔵されている残りの彫像の記録をとる予定である。
3、現在可能な限りの古代ローマ帝国下の東地中海世界の指輪・装身具などの関する文献の収集を行った。また調査研究段階で古代ローマ以前のヘレニズム期に関する情報の必要性を感じ、ヘレニズム期およびそれ以前の東地中海世界の指輪・装身具などに関する文献の収集を行った。またパルミラの文化はローマだけではなく、東地中海世界において常に先進地域であったエジプトとの関連性が予測されるため、古代エジプトの文化と情報・知識のネットワークに関する文献の収集を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 古代エジプト社会における教育について-知識ネットワークの核としての神殿-2005

    • 著者名/発表者名
      大城 道則
    • 雑誌名

      社会科学 第74号

      ページ: 1-19

  • [雑誌論文] パルミラにおける古代エジプト文化の浸透-東南墓地F号墓出土のサテュロス型建造碑文からの一考察-2004

    • 著者名/発表者名
      大城 道則
    • 雑誌名

      駒沢史学 第63号

      ページ: 1-24

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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