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2004 年度 実績報告書

地域大国の言説戦略:〈新しい帝国〉状況における南アフリカとオーストラリア

研究課題

研究課題/領域番号 16730082
研究機関北海道大学

研究代表者

山下 範久  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (90333583)

キーワードミドルパワー / 新自由主義 / ソフトパワー / 世界システム論 / 帝国
研究概要

研究計画の初年度にあたり、作業の第一段階として、分析の対象となる南アフリカ共和国およびオーストラリア両国の外交政策の対外的なアナウンスメント(一部、国内的なアナウンスメントも含む)に関する資料の蓄積に努めた。南アフリカ共和国大統領およびオーストラリア首相の国内における対外政策の施政方針に関する発言、国際会議(特に国連、NEPAD、APECに重点をおいた)における発言、テロリズムおよびアメリカのいわゆる「テロに対する戦争」に関する発言を、両国政府や関係国際機関のウェブサイトおよび、オーストラリア国立図書館、オーストラリア国立大学図書館、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州立図書館、南アフリカ・ウィットウォータースランド大学図書館、南アフリカ国際関係研究所、南アフリカ・ケープタウン大学図書館、南アフリカ・ステレンボシュ大学図書館などに収蔵の公文書、報告書、新聞資料、などを通じて収集、蓄積した。
他方、分析の背景のとなる<新しい帝国>状況の概念的な精緻化と歴史的な検討を行い、従来の世界システム論を批判的に継承するかたちで「近世帝国」概念と「長い二十世紀」の概念を導入した。その研究成果の一部は、平成16年12月8日の国際アジア歴史学者学会(台湾・中央研究院)における研究報告「近世帝国概念について:空間的普遍性の想像的(非)構築と境界地域の運命」で発表したほか、論文「世界システム論とテロリズム」(『大航海』第54巻2005年3月刊)にも発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 世界システム論とテロリズム2005

    • 著者名/発表者名
      山下範久
    • 雑誌名

      大航海 54巻

      ページ: 170-176

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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