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2004 年度 実績報告書

標本調査における分布関数の推定、およびリサンプリングによる精度評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730110
研究機関群馬大学

研究代表者

樋田 勉  群馬大学, 社会情報学部, 講師 (00329129)

キーワード標本調査 / 分布関数 / リサンプリング
研究概要

本年度の研究は「研究目的・研究実施計画」における研究目的(1)、(2)を中心に行った。具体的には、すでに公表済みの論文および学会報告(樋田勉(2003),「有限母集団における累積分布関数推定」,『群馬大学社会情報学部研究論集』,10,187-204.樋田勉(2003),「有限母集団における累積分布関数推定について」,『第71回日本統計学会報告論集』,493-494.)において、有限母集団を対象とする累積分布関数の推定法と、ジャックナイフ法による分散推定を、実際の官庁統計の個票データに適用する共同研究を、厚生労働省の石井太氏、關雅夫氏、早稲田大学政治経済学部の西郷浩教授とともに行った。本共同研究は、厚生労働省の「国民生活基礎調査」の個票データから、所得分布をより制度よく推定するための研究である。この調査は複雑な標本設計のひとつである二相抽出法を用いる調査であり、研究目的(1)で述べた、複雑な標本設計における分布関数の推定にあたる。この共同研究の成果の一部については2004年度の日本統計学会において報告を行った(石井・關・西郷・樋田(2004),「二相抽出法を利用した国民生活基礎調査所得分布推定の検討」,『2004年度統計関連学会連合大会講演報告集』,53-54.)。(2)については前述の論文および学会報告から、さらにシミュレーション実験などを行い、累積分布関数推定量のジャックナイフ分散推定量の性質について、詳細な検討を行っている。また、官庁統計の個票データを利用し、リサンプリングを用いて精度評価をする共同研究の成果について学会報告(西郷・舟岡・樋田(2004),「平成9年全国物価統計調査へのリサンプリング法の応用」,『2004年度統計関連学会連合大会講演報告集』,49-50.樋田・舟岡・西郷(2004),「平成9年全国物価統計調査の価格分布について」,『2004年度統計関連学会連合大会講演報告集』,51-52.)を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 二相抽出法を利用した国民生活基礎調査所得分布推定の検討2004

    • 著者名/発表者名
      石田太
    • 雑誌名

      2004年度統計関連学会大会講演報告集

      ページ: 53-54

  • [雑誌論文] 平成9年全国物価統計調査へのリサンプリング法の応用2004

    • 著者名/発表者名
      西郷浩
    • 雑誌名

      2004年度統計関連学会大会講演報告集

      ページ: 49-50

  • [雑誌論文] 平成9年全国物価統計調査の価格分布について2004

    • 著者名/発表者名
      樋田勉
    • 雑誌名

      2004年度統計関連学会大会講演報告集

      ページ: 51-52

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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