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2005 年度 実績報告書

日本の対東アジア貿易におけるパススルー率の計測とインボイス通貨選択行動の分析

研究課題

研究課題/領域番号 16730145
研究機関横浜国立大学

研究代表者

佐藤 清隆  横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (30311319)

キーワード為替レートのパス・スルー / インボイス通貨 / Pricing-to-market(PTM) / 東アジア
研究概要

平成17年度は、昨年度に構築したデータ・セットを用いて、実証分析を行った。分析に使用したデータはHS9桁分類の詳細な日本の輸出統計である。同貿易統計を用いると1988年から現在までの月次データが輸出品目別、輸出相手国別に利用可能である。本研究では、日本の主要な輸出品目から数十種類の品目を選択し、それぞれ輸出品目を輸出相手国別に為替レートのパス・スルー率を計測した。パス・スルー率を推計する際には、各輸出品目の単位価格(Unit Value)を為替レートに回帰した。推定はFull sample(1998年〜2005年)だけでなく、いくつかのSub-sampleに分けて行った。さらに、Time-varying parameterモデルによる推定も行い、パス・スルー率が80年代末頃からどのように変化してきたかを分析している。
現在、以上の分析結果をまとめてWorking Paper執筆している。早ければ18年度初めにもWorking Paperを完成させ、学会での論文発表と、査読付の学術誌への投稿を行う予定である。なお、本研究成果の一部は、『現代の経済政策』(有斐閣)所収の「国際通貨・貿易システムと先進国経済政策」において発表している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 国際通貨・貿易システムと先進国経済政策2006

    • 著者名/発表者名
      佐藤 清隆
    • 雑誌名

      現代の経済政策(田代洋一, 萩原伸次郎, 金澤史男編)(有斐閣)(第15章) (近刊)(所収)

      ページ: 273-291

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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