• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

自動車リサイクル法がELVの処理・リサイクル関連業界にもたらす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730151
研究機関北海学園大学

研究代表者

浅妻 裕  北海学園大学, 経済学部, 助教授 (70347748)

キーワード自動車リサイクル / 中古車輸出 / 自動車解体 / ELV / ロシア
研究概要

自動車リサイクル法の施行に伴って、ELV処理・リサイクル関連業界は大きな業界再編の過程にある。2005年度の研究では、ELV処理・リサイクルをより広義にとらえ、中古車輸出に関する調査研究も進めた。特に統計データの整理や、国内外での関連業者の聞き取りを精力的に進めた。この研究が可能となった背景には、2005年7月より、自動車の携帯輸出が禁止されたため、輸出台数の正確な把握が可能になったことが挙げられる。それによれば、年間輸出台数は120-130万台になることが明らかにされている。一方、全国の中古車輸出業者からの聞き取り調査から業界独自の課題が部分的にではあるが、明らかとなった。カントリーリスクや為替リスク、通常の商業リスクを含めたリスク管理をどのように行っていくのか、ということが極めて重要である。大規模業者だけでなく零細業者についても、規模にみあったリスク管理をふまえた経営手法をとっていく必要がある。この間の調査で、我々は自動車リサイクル法は使用済み自動車の輸出を促進しているのではないかと推測している。従来国内で廃車となっていた自動車がリサイクル料金の負担を逃れるために、中古車オークションに出品されるという法の趣旨とは異なる事態が発生している。国内での適正処理・リサイクルはもちろんのことだが、徐々に明らかにされつつある自動車の国際リユース・リサイクルの現実(2004年度、2005年度のロシア極東地域への調査でその一部を明らかにしている)をふまえた制度設計が求められている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 中古車輸出ビジネスの現状を見る2006

    • 著者名/発表者名
      浅妻 裕
    • 雑誌名

      月刊整備界 Vol.37,No.4

      ページ: 32-35

  • [雑誌論文] ロシア極東地域における自動車リサイクルビジネスの展開2005

    • 著者名/発表者名
      浅妻 裕
    • 雑誌名

      月刊整備界 Vol.36,No.11

      ページ: 34-36

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi