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2006 年度 実績報告書

近世土地制度の歴史人類学的分析-日独比較の試み-

研究課題

研究課題/領域番号 16730183
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

飯田 恭  慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (20282551)

キーワード土地所有 / 農民 / 農村 / ドイツ / 近世 / 家族史 / ミクロ歴史学 / 比較史
研究概要

平成18年6月24日に東京大学経済学部で開催された政治経済学・経済史学会(旧土地制度史学会)春季総合研究会「『共同体の基礎理論』を読み直す-共同性と公共性の意味をめぐって-」において、「共同体の『ゲルマン的形態』再考-静態モデルから動態モデルへ-」と題する報告を行った。翌年4月には同研究会を基にした論文集『大塚久雄「共同体の基礎理論」を読み直す』(小野塚知二・沼尻晃伸編、日本経済評論社)が出版され、上記の報告と同名のタイトルの論文を寄稿した。研究会では、近世日本農村史の研究者と討論する機会を得、近世土地制度の日独比較にかかわる貴重な論点を発見した。現在、その論点を敷衛しつつ、「日本およびプロイセンにおける近世農民の土地所有-比較史の試み-」という論稿を作成している。
平成18年7月21日に、慶應義塾経済学会ミニコンファレンス「社会史の実証と方法」において、「東エルベの農民1648〜1806年-『ミクロの社会史』による多面的で多様な実像への接近-」と題する報告を行い、三田学会雑誌上の同コンファレンス小特集に、「ドイツ・東エルベの農民1648〜18061年-『ミクロの社会史』による多面的で多様な実像への接近-」というタイトルの論文を寄稿した。これは、研究代表者の近世ブランデンブルク農村史にかかわる年来の研究成果を、社会史の方法論に絡めて総括したものである。
昨年度の段階で完成していた著書原稿Ruppiner Bauernleben 1648-1806: Sozial-und wirtschaftsgeschichtliche Untersuchungen einer landlichen Gegend Ostelbiens aus mikrohistorischer Perspektiveについて、ブランデンブルク州立古文書館刊行の図書シリーズへの採否の審査が完了し、近く同シリーズの一冊として刊行されることが決まった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ドイツ・東エルべの農民 1648~1806年-「ミクロ社会史」による多面的で多様な実像への接近-2006

    • 著者名/発表者名
      飯田 恭
    • 雑誌名

      三田学会雑誌 99巻3号

      ページ: 159-188

  • [図書] Ruppiner Bauernleben 1648-1806 : Sozial-und wirtschaftsgeschichtliche Untersuchungen einer landlichen Gegend Ostelbiens aus mikrohistorischer Perspektive2008

    • 著者名/発表者名
      Takashi Iida
    • 出版者
      Brandenburgisches Landeshauptarchivの図書シリーズの一冊として(印刷中)
  • [図書] 大塚久雄「共同体の基礎理論」を読み直す(飯田は、第5章「共同体の『グルマン的形態』再考-静態モデルから動態モデルへ-」を執筆)(小野塚知二・沼尻晃伸編)2007

    • 著者名/発表者名
      飯田 恭(共著)
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      日本経済評論社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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