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2005 年度 実績報告書

インターネットを活用したユーザの組織化がイノベーションに及ぼす影響についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730200
研究機関東洋大学

研究代表者

藤田 英樹  東洋大学, 経営学部, 講師 (20366511)

キーワードインターネット / 製品開発 / 公式組織の成立条件 / ユーザの組織化 / イノベーション / オンライン・ソフトウェア / 開発サイクル
研究概要

近年、実務界におけるIT技術とくにインターネットの普及と活用は刮目に値し、経営学分野でもIT技術が企業のパフォーマンスに与える影響についての研究が活発に行われている。しかし既存研究では、もっぱらIT技術による企業内部の変化のみを分析対象としてきた。そもそもインターネットには、物理的・地理的に離れた人や組織を結びつける開放的なネットワークとしての特徴があるが、こうした特徴が企業・組織に及ぼす影響については看過されてきた。そこでこの研究では、企業外に存在する技術者やユーザが、インターネット・IT技術を利用することによって公式組織(Barnard, 1938;1968)として機能するようになる「ユーザの組織化」とも言うべき現象に着目し、それが製品開発活動、イノベーションの実現と普及にどのような影響を及ぼすのかについて、調査・分析を行ってきた。
今年度は、インターネットを積極的に活用している事例として、オンライン・ソフトウェアの開発者を対象とし、アンケート調査の企画・設計と、データ収集のためのシステム開発を行った。2005年度の中ごろに、アンケート調査の対象者として、オンライン・ソフトウェアの開発者のデータベースを作成した。このデータベースを利用して、現在、同システムを運用中であり、アンケート・データの収集を行っている最中である。
また、オンライン・ソフトウェアの開発スタイルとの比較分析を行うために、オンライン・ソフトウェアの開発者以外にも、大規模システムや組み込みソフトウェアの開発を行っている企業、Webベースのサービスを開発・運用している企業の従業員(エンジニア等)に対してもインタビュー調査を実施した。
なお、昨年度に投稿した英語論文は、現在審査プロセス上にあり、近々再審査を受ける予定である。その他にも、藤田(2005)や藤田・生稲(2005)等として成果を公表している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ネットワーク時代のソフトウェア開発2005

    • 著者名/発表者名
      生稲史彦, 藤田英樹
    • 雑誌名

      テクノロジー・マネジメント 12月号

      ページ: 12-19

  • [図書] リサーチ・マインド経営学研究法(分担執筆)2005

    • 著者名/発表者名
      藤本隆宏, 高橋伸夫, 新宅純二郎, 阿部誠, 粕谷誠
    • 総ページ数
      318(45, 59-60)
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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