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2005 年度 実績報告書

グローバル・ビジネスとMBA-日本、韓国、中国での活用と課題-

研究課題

研究課題/領域番号 16730204
研究機関和光大学

研究代表者

金 雅美  和光大学, 経済経営学部, 講師 (20366967)

キーワードビジネス・スクール / 日本人MBA / 韓国人MBA / 中国人MBA / エリート度 / 活用工夫 / 比較研究 / MBA学位
研究概要

本研究の目的は、米国でMBA学位を取得した日本人MBA、韓国人MBA,中国人MBAの実態を比較考察することである。3者を比較考察する際の内容は、人事処遇やエリート意識、キャリアなどである。韓国人と中国人MBAに対するインタビュー調査から、日中韓のMBAの処遇(活用工夫)、一般社員との差別化(エリート度)、成果主義の浸透に関しては、かなりの差が存在することを明らかにしている。そして、3カ国比較という視点から考察した結果、MBAの活用が進んでいる中国、活用が中程度である韓国、あまり進んでいない日本と総括している。
これらの分析結果を踏まえ、日本企業に対しては、(1)「MBAの活用」をどのくらい真剣に考えているのか、(2)一般的なMBAの働き方、考え方、期待を人事部がどのくらい理解しているのか、(3)MBAの上司はMBAを使いこなせる人材であるのか(MBAを批判的に捉える上司は向かない)、(4)MBAとコミュニケーションをとっているか、(5)MBAと一般社員を同等に考えるのではなく、MBAにはより困難な職務や国際的な職務、チーム・リーダー的な役割を与えようとする姿勢が必要である、という5点を示唆している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 中国における米国MBAの実態:仮説の検証:グローバル・ビジネスとMBA(5)2006

    • 著者名/発表者名
      金 雅美
    • 雑誌名

      和光経済 38巻2号

      ページ: 35-59

  • [雑誌論文] 韓国における米国MBAの実態:仮説の検証:グローバル・ビジネスとMBA(6)2006

    • 著者名/発表者名
      金 雅美
    • 雑誌名

      和光経済 38巻3号

      ページ: 71-95

  • [雑誌論文] 国内MBAのキャリア課題と実態:国内MBAへの意識調査から2006

    • 著者名/発表者名
      金 雅美
    • 雑誌名

      ドラッカー・サミュエルソンとその時代(和光経済経営学部編)(白桃書房)

      ページ: 297-315

  • [雑誌論文] 韓国・中国における米国MBAの現状:仮説の設定:グローバル・ビジネスとMBA(4)2005

    • 著者名/発表者名
      金 雅美
    • 雑誌名

      和光経済 38巻1号

      ページ: 99-113

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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