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2004 年度 実績報告書

逆問題の手法による調査データの復元とその二次分析

研究課題

研究課題/領域番号 16730259
研究機関久留米大学

研究代表者

松田 光司  久留米大学, 法学部, 助教授 (80284561)

キーワード二次分析 / 逆問題 / 調査データの復元 / 最適化問題 / 欠損値
研究概要

本研究の初年度に当たる平成16年度は、研究実施計画の通り関連研究のレビューと資料情報収集に焦点を絞って活動した。
レビューする文献を調査データの復元に限定した場合、先行研究が少ないことがわかった。よって、関連領域(調査データの欠損値問題、調査以外のデータを復元している研究、復元と関係がある逆問題)の文献をレビューした。その中で、欠損処理の手法が、調査データの復元にも応用できることがわかり、我々がすでに開発している組合せ最適化問題の手法と比較しながら研究を進めていくことになった。逆に、組合せ最適化問題の手法が欠損値問題に応用できないかどうかも探った。
調査データの復元には、天文学的な量の計算を行わなければならない場合ある。その非常に多くの計算を高速処理するために、高速計算のための環境の準備を行った。ハード面では、高速計算専用パソコンの選定、設置、運用、ソフト面では、高速計算に適したOSのインストール、高速計算のためのプログラムの開発を行った。
新しい復元対象を選定のために調査データを扱った古典的文献のレビューも行った。レビューしつつ、(1)二次分析する必要があるかどうか、(2)扱っている調査データが公開されているかどうか、(3)もし公開されていないのならば、その文献において提示されている情報から復元が可能どうか、(4)もし、不可能ならば、復元をしないで二次分析できないかどうか、などの可能性を探った。
資料情報収集の方は、数理社会学会、社会学会等の関連学会並びに研究集会に参加し、資料情報収集を行った。また、本研究と関連がある学会参加者と会合を設定し、本研究に関する情報交換を行ったり、技術面の指導を受けたりした。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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