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2004 年度 実績報告書

犯罪と「性・ジェンダー」をめぐる社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730277
研究機関広島修道大学

研究代表者

狩谷 あゆみ  広島修道大学, 人文学部, 助教授 (80320018)

キーワード犯罪 / 性 / ジェンダー
研究概要

本研究は,女性が加害者/被害者となった事件を研究対象とすることで,「性・ジェンダー」をめぐる社会意識を社会学的に解読していくための理論的枠組みを確立していくことを目的としている。
本年度は,犯罪と「性・ジェンダー」を社会学的に解読していくための「仮説構成」に向けた文献研究と資料収集及び予備調査を行った。具体的には,犯罪,社会制度,メディア,表象,ジェンダー,労働,階層/階級など,犯罪と「性・ジェンダー」を社会学的に解読していくために必要な国内外の文献を整備した。また,東京を中心として,近年に起きた女性が被害者となった事件に関する資料を収集し,予備調査を行った。また,大阪,名古屋を中心として,「性・ジェンダー」に関する団体を通じて資料収集や予備調査を行った。
本年度行った研究によって,現段階で明らかとなった知見は以下の点である。社会的に,法律や制度が整備されることで,女性に対する差別や男女間の不均衡は解決されたかのように扱われているが,現実には,性犯罪を含め,さまざまな犯罪の被害者となるのは,多くの場合女性であり,加害/被害の関係には,女性に対する社会意識が反映されていると言え,今後も具体的に検証していく必要がある。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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