| 研究概要 |
平成17年4月に,アジア社会心理学会(ニュージーランド,ウェリントン)にて,平成16年度科学研究費補助金による研究の成果発表を行った.
(Oishi, C.2005 The relationship between Erikson's Ego-Identity and Tajfel's Social Identity. Poster presented at the 6^<th> biennial conference of Asian Association of Social Psychology).
平成17年7月には,ヨーロッパ実験社会心理学会(ドイツ,ヴュルツブルク)にて,同補助金による研究の成果発表を行った.
(Oishi, C.2005 The effect of public and private self-awareness on the black sheep tendency. Poster presented at the 14^<th> general meeting of the European Association of Experimental Social Psychology).
また平成17年3月にサンフランシスコ州立大学(San Francisco State University, USA)にて収集したデータの分析を行った.質問紙Version 1では217名,Version 2では157名の回答者を得た.回答者の大半を占めた民主党支持者を内集団,共和党支持者を外集団とし,黒い羊効果発生の媒介要因と予測された自己関連変数(公的・私的自己意識,自己没入傾向,自我同一性)の効果を検討した.さらに社会的態度としてのRWA(Right-Wing Authoritarianism)と(SDO : Social Dominance Orientation)や,現代アメリカの社会問題(不法移民に運転免許を交付するか,など)への回答傾向が持つ媒介効果についても検討した.
|
