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2004 年度 実績報告書

リテラシー育成指向の読書指導研究のための国際標準に基づく読書力診断テストの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16730416
研究機関山形大学

研究代表者

足立 幸子  山形大学, 教育学部, 講師 (30302285)

キーワードリテラシー / 読書指導 / 国際標準 / 評価 / 診断 / テスト / 読書 / 国際
研究概要

本研究の目的は、読書指導研究を進展させていくために、研究に用いることのできる読書診断力テストを開発することである。
1年目である今年度は、各国の読書力評価、特に研究上用いられるテスト・評価法はどのようなものであるかを調査した。具体的には以下のことを行った。
(1)国際読書学会第20回世界読書会議に参加し、各国の読書力テストについての情報を得た。その結果、オーストラリアのDART・アメリカのNAEPなどの国内テスト、コンピュータを用いて読書力評価法、フィリピンの読書の評価概念、エジプトの読書評価などについて把握し、各国読書指導研究者との意見交換を行った。また、学会と米国教育局共編の読書評価ガイドブックなどについての情報を得た。
(2)読書指導研究ジャーナル研究論文及び読書指導に関する重要な書籍から、研究の証明手段として用いられている読書力テストや読書の評価法について文献を抜き出した。
(3)(1)(2)に基づいて、注目すべき読書力テストや評価法についてデータベースを作成した。
(4)訪米し、リスト中の読書力テストや読書力評価法を収集するとともに、教員や読書指導研究者にインタビューを行って、これらのテスト・評価法が用いられている状況を調査した。特に、米国の児童文学なども調査して、読書指導と読書評価の関係について考察を深めた。さらに、読書力のテスト及び評価法(到達テスト、診断テスト、コンピュータを用いた評価法、コンセプト・マップを用いた読書指導者の研修の進歩を調査する方法など)自体を議論している論文も入手した。
(5)入手したテスト・評価を分析している。NAEPについては、分析した結果を論文にまとめて、発表した。DARTの分析もほとんど終了し、17年度の早い段階で論文に仕上げるつもりである。その他の評価法については、次年度に分析を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 米国の読書活動2005

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子
    • 雑誌名

      日本語学 24・5

  • [雑誌論文] アメリカの言語教育における二つの方向性と読書指導の実際2004

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子
    • 雑誌名

      ことばの学び 5

      ページ: 34-36

  • [雑誌論文] 読書力評価の国際標準に向けての一考察(2)-アメリカのNAEPを中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子
    • 雑誌名

      人文科教育研究 30

      ページ: 43-63

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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