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2004 年度 実績報告書

論理的文章の推論的読みの学力形成と教師の学力観との関わりに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730426
研究機関島根大学

研究代表者

間瀬 茂夫  島根大学, 教育学部, 助教授 (90274274)

キーワード論理的文章 / 推論 / 国語学力観 / 教師
研究概要

本研究は,論理的な文章について言語に明示的でない情報を推論しながら読む力<推論的読み>がどのように形成されるかについて,教師の持つ国語学力観との関わりにおいて実証的に明らかにすることを目的とする。具体的には,次のことを明らかにする。
(1)小学校高学年段階と中学校段階における,学習者の<推論的読み>の学力形成状況と国語科担当教師の持つ論理的文章の読みついての学力観との実態的な相関を明らかにする。
(2)小学校および中学校国語科担当教師を対象とした<推論的読み>を課題とする教材分析・授業設計について,トレーニング・プログラムを開発する。
(3)トレーニング・プログラムの実施による教師の論理的文章の読みの学力観と授業の変化を明らかにする。
(4)小学校高学年段階と中学校段階における,教師の学力観の変化と,学習者における<推論的読み>の学力の習得との関連を明らかにする。
平成16年度は,研究目的の(1)および(2)に沿って,小学校および中学校の国語科教師に対するインタビュー調査を実施し,教師の持つ論理的文章の読みの学力観を明らかにするとともに,<推論的読み>を志向した教師の学力観を発展させるプログラムの開発を行った。多くの教師が<推論的読み>よりむしろ言語に明示的な情報の読みを志向していること,具体的な教材に沿った<推論的読み>のあり方を授業レベルで示す教師のためのプログラム開発の重要性が確認された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 今,求められている学力,求めたい国語学力-国語学力の身体性と意識性-2004

    • 著者名/発表者名
      間瀬茂夫
    • 雑誌名

      学校教育 第1043号

      ページ: 6-11

  • [雑誌論文] 教材の批評性と学習者をつなぐ読みの指導2004

    • 著者名/発表者名
      間瀬茂夫
    • 雑誌名

      月刊国語教育 第24巻8号

      ページ: 32-35

  • [図書] 朝倉国語教育講座3 話し言葉の教育2004

    • 著者名/発表者名
      白石寿文, 山元悦子編
    • 出版者
      朝倉書店

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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