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2004 年度 実績報告書

中等教育段階を通した憲法教育の再講成-平和的生存権を軸として

研究課題

研究課題/領域番号 16730429
研究機関北海学園大学

研究代表者

前田 輪音  北海学園大学, 法学部, 助教授 (30326540)

キーワード憲法教育 / 社会科教育 / 中等教育 / 法教育
研究概要

本年度は研究初年度につき、必要な情報や資料の収集を重点的に行った。
1.図書の収集・研究
教育学関連図書として、子どもの作文や絵本シリーズ(主に戦時下のもの)を中心に収集した。憲法学関係図書として基礎的文献を収集した。憲法教育関連文献として教育内容構成に示唆を与えると思われる法教育に関する基礎的資料を複写収集した。
2.中高一貫教育における社会科・公民科教育の教育課程編成についての実地調査
立命館宇治中学・高校(9月京都)と筑波大学付属駒場中学・高校(1月東京)にて、授業実践の見学やカリキュラム調査を行った。また、第4回全国中高一貫教育研究大会(2月奈良)に出席し中等教育学校の公開授業見学や特色ある教育課程の報告を得た。これらにより、中等教育を通した特徴ある社会科の教育課程編成には憲法教育を含めた政治経済分野が重要な役割を担っていることを知った。
3.優れた教育実践の授業研究
全国教育交流集会(9月東京)、北海道教育学会(3月北海道釧路市)、全国民主主義教育研究会中間報告研究集会(1月東京)に出席し、社会科教育(他の教科も含め)の教育内容構成には生徒の生活に根ざした事実に基づいた科学的な教材が必要であることを再認識した。また、立命館宇治高校(9月東京)、音更高校(11月北海道音更町)における授業実践見学と授業資料収集により、憲法的社会問題を含むデータや資料を生徒の知的好奇心をひきだすように授業構成する方法の示唆を得た。
4.その他
資料館((9月埼玉・京都、11月東京)において資料を見学・収集した。また、法教育の実践的研究の報告として、法教育シンポジウム(11月東京)に出席し、その教育実践研究の一端を知った。また、立命館宇治高校(上記2参照)および地立命館慶祥高校(北海道江別市)における法教育実践を見学し、法適用のみならず事実認定の事実にこそ生徒が着目することを知った。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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