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2004 年度 実績報告書

矮小不規則銀河の星形成史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16740112
研究機関和歌山大学

研究代表者

富田 晃彦  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (20294291)

キーワード矮小不規則銀河 / 星形成史 / 光学観測
研究概要

1.矮小不規則銀河のスペクトルのデータベース
これまでに得られた分光データ、および相補的に利用している撮像データを、ウエブ上で公開するべく準備中である。2004年度には間に合わなかったが、2005年度の早い段階で公開する予定である。撮像データの論文執筆も進めている。
2.星形成活動銀河団のデータ整理
木曽紫外超過銀河(KUG)カタログの解析から、星形成銀河を多数含む銀河団(銀河群)の調査を以前から進めてきた。銀河団1015+64について、分光データの整理というところまで進んだ。
3.新しい観測
星形成銀河として、渦巻銀河も対象に含めて観測を進めている。スペイン、カナリア天体物理研究所のBernabe Cedresと共同で2.56m Nordic Optical Telescope (NOT)で観測時間を獲得してきている。2005年3月に最初の観測があったが、富田は卒業論文・修士論文発表会出席のため、観測に参加できなかった。次の観測は2005年9月であり、観測参加予定である。
4.分光器の開発
みさと天文台(和歌山県美里町にある公開天文台)で、SBIG社製低分散分光器SGSを改良し、矮小不規則銀河のスペクトルデータをさらに増やすべく基盤整備を進めている。視野が狭い(2分角)ことが難点で、これはまだ解決していない。岡山天体物理観測所のカセグレン分光器KOOLSの開発の協力は2005年4月から開始予定。
5.教育・普及活動
富田の本務(教育学部教員)とも関係させ、今年度最も力を入れた活動である。上記の分光器開発は修士の学生指導の一環としても行ったものである。教育・普及のための著作活動を多く行った。これは裏面の研究発表の欄には記載していない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 最新 宇宙学 -研究者たちの夢と戦い- (ポピュラーサイエンスシリーズ261)2004

    • 著者名/発表者名
      粟野諭美, 福江純編, 著者合計12名
    • 総ページ数
      229(15)
    • 出版者
      裳華房

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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