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2005 年度 実績報告書

矮小不規則銀河の星形成史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16740112
研究機関和歌山大学

研究代表者

富田 晃彦  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (20294291)

キーワード矮小不規則銀河 / 星形成史 / 渦巻銀河 / スペクトル / 光学観測 / 電波観測 / 分光器 / 天文教育
研究概要

1.矮小不規則銀河のスペクトル及び画像のデータベース整備
分光、撮像データの画像処理は終了し、データベース構築中である。星形成史を得るための世代分解プログラムにバグを発見し、竹内努と共同で修正を行っている。現在までに解決には至っておらず、鋭意努力中である。
2.矮小不規則銀河の外縁部の撮像観測
西浦慎悟と共同で、木曽観測所で観測を行った(課題番号A0401)。矮小不規則銀河のouter red envelopeの検出を目指している。
3.星形成活動銀河団のデータ整理
木曽紫外超過銀河(KUG)カタログの解析から、星形成銀河を多数含む銀河団(銀河群)の調査を進めている。宮内良子、西浦慎悟と共同でデータ整理を行っている途中である。
4.渦巻銀河の星形成領域の光学観測
スペイン、カナリア天体物理研究所のBernabe Cedresと共同し2.56m Nordic Optical Telescope(NOT)で2005年9月に観測を行った。狭帯域撮像データの解析から、星形成強度、初期質量関数の情報を得る予定である。
5.光学分光器の開発
岡山天体物理観測所のカセグレン分光器KOOLSの開発の協力を行っている(岩田生に協力)。スペクトル分解を精度よく行うため、青い波長域のデータが必要である。青い波長域での感度を得るための検討を、今後進めたい。
6.電波観測の開始
野辺山45m望遠鏡新マルチビームでの矮小不規則銀河観測を検討した(砂田和良、Deidre Hunterと共同)。みさと天文台で立ち上がりつつある8m電波望遠鏡改修に参加し、HI21cm観測を目指している(日本天文学会2006年春季年会Z01参照、尾久土正己らと共同)。
7.教育・普及活動
富田の本務(教育学部教員)と関係させ、今年度も力を入れた。教育・普及のための活動を多く行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Comparison of the H-alpha Equivalent Width of H II Regions in a Flocculent and a Grand Design Galaxy : Possible Evidences for IMF Variations2005

    • 著者名/発表者名
      Bernabe Cedres, Jordi Cepa, Akihiko Tomita
    • 雑誌名

      The Astrophysical Journal 634

      ページ: 1043-1055

  • [図書] 宇宙旅行ガイド-140億光年の旅-(ISBN4-621-07618-3)第11章「100万ドルの銀河景色」を分担(福江純責任編集、パリティ編集委員会編)2005

    • 著者名/発表者名
      著者合計14名
    • 総ページ数
      220(17)
    • 出版者
      丸善

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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