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2004 年度 実績報告書

アウェアネス映像における人物表示の制御によるプライバシ保護手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16760319
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

TANSURIYAVONG Suriyon  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00322107)

キーワード人物隠蔽 / プライバシ / 顔面像取得 / 人物追跡 / アウェアネス / 人物認識
研究概要

本研究では,状況映像において個々の場所に任意の人物隠蔽表示方法を切替え,被写体のプライバシを保護するシステムの開発を目的としている.このシステムを実現するために,複数の人物抽出・人物追跡および人物位置取得手法に加えて,さらに以下の手法の確立や機能の追加が必要であり,これらを実現する.
(1)人物隠蔽表示方法の切替え制御機能の実現.
(2)各人物像に人名を付随するための人物認識機能の実現.
(3)状況映像中の複数人物の重なりによるオクルージョン問題解決手法の確立.
・オクルージョン状態の検出,人物の前後関係の判定,重なった人物領域の分離手法を確立し,オクルージョン状態中であっても正しい隠蔽表示機能を実現.
以上の研究を通じて,大部屋オフィスを想定した実環境で撮像した状況映像による双方向映像通信システムを構築して評価実験を行いシステムの有効性を確認する.
研究実績:
(1)人物隠蔽表示方法の切替え制御機能の実現.
壁カメラと天井カメラから構成されたシステムで,天井カメラによって人物の位置を測定し,その人物の位置情報を利用して,壁カメラ映像中の人物の隠蔽表示方法を自動的に切替えることができた.
(2)各人物像に人名を付随するための人物認識機能の実現.
室内を移動する人物の名前を得るために,多方向顔画像の取得と認識機能を実現した.
(3)状況映像中の複数人物の重なりによるオクルージョン状態の検出機能を実装した.
(4)2004年9月24日に慶応義塾大学で開催されたSCIS & ISIS 2004で研究成果を発表した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Person Identification by Multi-Directional Face Recongnition while Walking in a Room2004

    • 著者名/発表者名
      S.Tansuriyavong, J.Ebisawa, M.Endo, S.Hanaki
    • 雑誌名

      SCIS & ISIS 2004 FA-3-2

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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