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2004 年度 実績報告書

レーザー散乱を用いた生体の深さ方向の血流測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16760330
研究機関九州工業大学

研究代表者

小西 直樹  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (90284596)

キーワードレーザー散乱 / 血流測定 / レーザー波長
研究概要

本年度は、生体に対して照射するレーザーのパワーと進達度の関係、波長、照射時間、検出するセンサーの露光時間、及びセンサーの露光時間とレーザー照射のタイミングについて血流測定実験と解析基礎研究を主に進めた。波長による血流測定実験においては、生体皮膚表面と深層部との血流変化を確認する事が出来、研究課題である深さ方向に対する血流測定の研究の方向性を示す事が出来た。またレーザーの照射時間とセンサーの露光時間の関係に関して、本研究で用いている血流評価量に対する影響が確認され、悪影響が出ないような検討を今後進めていく必要性を確認した。この他レーザーのパワーと進達度に関しては生体を対象とするため、照射レーザーパワーに大きな差を取れなかったことなどで有意な変化を観察できなかった。この件に関しては現在照射方法やインコヒーレント光を照射するなどの工夫を行い、検証している。
来年度は、今年度の研究によって明らかになった問題を解消すると共に、レーザー波長の違いによる血流の差異を明らかにしていく。現在は2波長のレーザーに対して同時に血流を測定できるシステムを研究・開発中である。
本研究の成果の一つである波長に関する内容は現在公表準備中であるが、本内容の一部は現在別に進めている研究のうち特許化にからむ内容が含まれており、現在検討中である。特許申請が済み次第、論文公表する予定である。また従来の研究で特許化した部分などで、特許化に影響しない部分などについては、日本光学会主催のOptics Japan 2004およびレーザー学会主催の学術講演会にて口頭発表を行った。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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