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2004 年度 実績報告書

干潟におけるシルト粒子群-気液混相流体場の力学挙動の解明と高精度予測モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16760411
研究機関広島大学

研究代表者

陸田 秀実  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80273126)

キーワード干潟 / シルト粒子群 / N分散相二流体モデル
研究概要

(1)シルト粒子群の力学挙動に関する実験及び現地観測
珪砂(0.2〜0.3mm)に着色されたシルト粒子群(0.075mm以下,特注)を混ぜ合わせ,数種類の混合砂を用意し,規則波等(現有の回流水槽,造波水槽を利用)を作用させ,特殊光源の下,高速度ビデオカメラによって着色シルト群の移動・流出状況を撮影した.
次いで,購入した流体計測ソフトおよび濃度変位計測ソフトによって,シルト粒子群の力学挙動を解明した.同時に,濁度計(購入予定)によって着色シルト粒子群による濁度を測定した.
また,同様の計測を現地においても行い,水中ビデオカメラおよび特殊ライトによって,干潟シルト群の挙動特性を明らかにした.
(2)シルト粒子群-気液混相シミュレーション技法の開発
実スケールに即した大規模体系の固気液三相流体現象を解析対象とするEuler型解法と,個別の砂粒子挙動を直接計算するLagrange型追跡法の両手法の利点を統合することにより,流れの素過程から大規模体系流れまでを同時に取り扱うことが可能な(N+2)Field-Model(NP2モデルに基づく,N分散相二流体モデル型の干潟流動・地形変化予測シミュレーション法を新たに提案し,その干潟域への適用性を検討した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] N分散相二流体モデルに基づく干潟の流動・地形変化の数値解析2005

    • 著者名/発表者名
      陸田秀実, 高橋俊之, 土井康明
    • 雑誌名

      海岸工学論文集 52(in press)

  • [雑誌論文] 画像解析を用いた干潟の浮遊シルト群の挙動特性の解明2005

    • 著者名/発表者名
      陸田秀実, 高橋俊之, 高須賀正博, 土井康明
    • 雑誌名

      海岸工学論文集 52(in press)

  • [雑誌論文] Numerical simulation for large deformationof fluid-solid interaction using CIP-EDEM method2005

    • 著者名/発表者名
      MUTSUDA, H, SHIMIZU, K, DOI, Y., TAKAHASHI, Toshiyuki
    • 雑誌名

      WAVES 2005 (in press)

  • [雑誌論文] CIP-EDEM法による固体・流体相互作用の数値解析2004

    • 著者名/発表者名
      陸田秀実, 清水研一, 土井康明, 福田和宏, 高橋俊之
    • 雑誌名

      応用力学論文集 7

      ページ: 1117-1124

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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