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2004 年度 実績報告書

浄土教建築に於ける「住まい」の場所論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16760527
研究機関日本文理大学

研究代表者

西村 謙司  日本文理大学, 工学部, 助教授 (50352406)

キーワード法然上人絵伝 / 浄土教建築 / 臨終場面 / 臨終の住まい / 阿弥陀堂 / 空間論 / 場所論 / 建築論
研究概要

1)『法然上人絵伝』による臨終の住まいの調査
(1)『法然上人絵伝』の詞書をデジタル化しデータベースの基礎を作成した。
(2)『法然上人絵伝』の中に描かれた臨終場面を選定し,画像のデジタル化を行った。
(3)『法然上人絵伝』の臨終場面の画像を分析するために画像の輪郭のトレースを行っている。また,この作業を行いながら,臨終の住まいの特性を解明している。現在,分析は全体の3分の1まで進んでおり,来年度には成果を公表する予定である。
(4)浄土教絵画と絵巻,室礼に関する文献資料を収集した。
(5)『往生要集』に見られる「臨終の住まい」の形式的特質として示した特徴が『法然上人絵伝』の臨終場面の図にも多々見られ,この図が臨終の住まいの典型を表していることを確認した。本研究と密接な関係を持つ「臨終の住まい」の形式的特質に関して,『日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)』(2004)や『日本建築学会計画系論文集』(2005)で発表した。
(6)今後は,図的に表現された『法然上人絵伝』の臨終場面図から,上記のデータベースを参照しつつ,「臨終の住まい」の空間論的特質を解明する予定である。
2)浄土教建築の調査
(1)今年度は,富貴寺,白水阿弥陀堂,法界寺に行き,改修に関するヒアリング調査・目視調査を試みるとともに,地域図書館内にある関係資料の収集を行った。
(2)浄土教建築に関する1次・2次文献資料の資料把握と資料収集および整理を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 臨終行儀にみる「臨終の住まい」の形式的特質2005

    • 著者名/発表者名
      西村 謙司
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 590

      ページ: 209-214

  • [雑誌論文] 『往生要集』にみる「臨終の住まい」の形式的特質2004

    • 著者名/発表者名
      西村 謙司
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) F-2

      ページ: 603-604

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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