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2004 年度 実績報告書

KKR-Green関数法によるAl中の添加物元素間相互作用エネルギーと格子歪効果

研究課題

研究課題/領域番号 16760536
研究機関東京都立工業高等専門学校

研究代表者

安里 光裕  東京都立工業高等専門学校, 一般教養科, 講師 (20353261)

キーワード第一原理計算 / KKR-Green関数法 / 格子欠陥
研究概要

本研究の目的は、量子力学、統計力学を基礎とする第一原理計算で材料研究・材料設計支援のための研究手法の開発と、その計算プログラムを作成し、それを金属材料開発支援に応用することである。具体的には、高精度の第一原理計算であるKKR-Green関数法の計算プログラムを現実にあるような複雑な系に適用できるように一般化すること、および、その応用として金属中の不純物原子間相互作用エネルギーの第一原理計算を行い、その微視的機構を解明することである。
本研究では、以下のことを明らかにしたとともに、本年度は、主として、格子歪効果を取り扱うための計算プログラミング拡張を行った。
密度汎関数法の局所密度近似(LDA)および、一般化密度勾配近似(GGA),の範囲内でKKRグリーン関数法の第一原理計算を用いて、Al中の原子空孔対、原子空孔-不純物(3d、4d不純物)対および3対、4対の多体の相互作用エネルギーを計算した。Al中の第一近接の原子空孔対の相互作用は弱い斥力であり、3対相互作用は弱い引力である。また、Al中の不純物と原子空孔の相互作用の微視的機構についても明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Screened full-potential KKR calculations for vacancies in Al : Screening effect and many-body interactions2004

    • 著者名/発表者名
      T.Hoshino, M.Asato, R.Zeller.P.H.Dederichs
    • 雑誌名

      Physical Review B 70

      ページ: 094118

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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