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2004 年度 実績報告書

沿岸域調査用自律型海中ロボット群の通信システムと協調制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16760654
研究機関東海大学

研究代表者

渡邉 啓介  東海大学, 海洋学部, 助教授 (10297202)

キーワード自律型海中ロボット / 水槽実験システム / 水中マルチエージェント / AUV協調作業 / 水中超音波FSK / 水槽実験システム
研究概要

自律型海中ロボットのマルチエージェントにより、時間空間的に連続な海中環境調査を可能にするシステム構築を目標として、本年度は水槽実験システムの基礎を構築した。構築した内容は、ロボット水槽内での3次元座標を検出するLBL、約45kgfの大型AUVテストベッド、約3kgfの小型AUVテストベッド、2値FSKによる水中超音波シリアル通信装置である。大型AUVテストベッドは、PC104DOS/VとRT-Linuxによるシステム構成とし、無線LANにより陸上のPCと水中の小型AUVのインターフェースとなるものである。静穏な実海域でも実験できることを念頭に開発し、バッテリは700Wh、スラスタ推力最大2kgf、計算上の最大速力0.8kt、最大水深50mである。小型AUVテストベッドは、マルチエージェント実験を水槽内の実システムで実施するために開発した。小型軽量化し、安価に製作できる。耐圧容器は計算上水深30m程度まで耐えられる設計となっており、国内の殆どの水槽で実験できる。CPUにはSH-2と複数のPICを用いており、方位角、LBL、超音波通信機能を有している。超音波通信は、2進FSKによるシリアル通信であ9、複数の文字列を送受信する実験に成功している。多少の修正項目はあるが、本年度で、上記要素システム単体での動作確認を行い、それぞれの基本機能の開発はほぽ終了しつつある。今後ロボットの制御システムを構築し、水中での複数エージェントシミュレーションを実施しながら、上記システムによる水槽実験を実施していく予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 自律型海中ロボット間通信のための水槽実験システムの構築2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺啓介他3名
    • 雑誌名

      18回海洋工学シンポジウム論文集

      ページ: OES-27

  • [雑誌論文] 自由遊泳魚の3D追跡システム2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺啓介他1名
    • 雑誌名

      計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会論文集

      ページ: 2k4-6

  • [雑誌論文] PADOMS実現のための水槽実験用AUVシステム2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺啓介他2名
    • 雑誌名

      計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会論文集

      ページ: 2k4-1

  • [雑誌論文] 水中ロボット教育のための水槽実験システムの製作2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺啓介他1名
    • 雑誌名

      ロボティクスメカトロニクス講演会04講演論文集 No04-4

      ページ: 2AI-L2-25

  • [雑誌論文] A Concept of distributed Compact AUV Groups for the Continuous Monitoring of Coastal Sea Environment2005

    • 著者名/発表者名
      Keisuke Watanabe他2名
    • 雑誌名

      Proceedings of Oceans-TechnoOcean04

      ページ: 282

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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