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2004 年度 実績報告書

1000m以深において鋼管に穿孔可能な気膜アブレシブジェットノズルヘッドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16760661
研究機関東北大学

研究代表者

木崎 彰久  東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助手 (60344686)

キーワード気膜 / 気層被覆 / アブレシブジェット / 高圧水中 / パーフォレーション / 油井用鋼管 / アスピレータ / キャビテーション
研究概要

本年度は,まず,現有の穿孔試験システムに設置可能な気膜アブレシブジェットノズルヘッドを設計・開発した.製作したノズルヘッドを用い,様々な吐出圧力,環境圧力の条件において,ウォータージェットのみ,およびガスを吹き込んだ気膜ウォータージェットの瞬間写真撮影を行った.また,高吐出圧力,低キャビテーション係数の条件において,気膜アブレシブジェットにより,鋼管試料に対して穿孔試験を行い,十分な穿孔能力を有していることを確認し,キャビテーションが発生しない条件を含む様々な吐出圧力,環境圧力の条件において,気膜アブレシブジェットにより,鋼管試料に対して切削試験を行った.本年度に得られた主な研究成果は以下の通りである.
1.アブレシブタンクおよびガスボンベを付帯し,高圧水の圧力により作動するガス噴射機構およびウォータージェットのアスピレータ作用によるアブレシブ供給機構を備えた気膜アブレシブジェットノズルヘッドを設計・開発した.また,高圧水環境下においてそれぞれの機構が動作することを瞬間写真撮影と穿孔試験により確認した.
2.ウォータージェットの噴射のみ,およびガスを吹き込んだ気膜ウォータージェットの瞬間写真撮影より,ガス吹込みありの場合は,ガス吹込みなしの場合に比べて,アブレシブノズルから噴射される気泡雲の長さが著しく長くなることを明らかにした.
3.アブレシブジェットおよび気膜アブレシブジェットによる鋼管試料の切削試験より,キャビテーション係数0.15の条件下において,ガスを吹込みことによりガスを吹き込まない場合に比較して,約2倍の切削性能が得られることを明らかにした.また,ガス吹込むことによりアブレシブ流量が減少することを明らかにした.
平成17年度は,気膜アブレシブジェットの瞬間写真撮影および穿孔試験を行い,得られた結果から,より穿孔性能の高い気膜アブレシブジェットノズルヘッドを提案する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高圧水中下における気層被覆アブレシブウォータージェットシステムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      木崎彰久, 古田哲朗, 坂口清敏, 松木浩二, 小山研也, 小勝武, 田村一浩
    • 雑誌名

      資源・素材学会平成17年度春季大会講演集 (掲載予定)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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