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2005 年度 実績報告書

小型木造漁船の健造に係わる社会構造とその破綻のプロセス

研究課題

研究課題/領域番号 16780151
研究機関東京海洋大学

研究代表者

濱田 武士  東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (80345404)

キーワード小型木造漁船 / 造船用材 / 素材生産技術 / 製材技術
研究概要

船体の部材は山林にある原木の選択から素材生産、運材、製材など数段階の過程を経て作られる。これらの過程について調査し、その上で、船体建造までの技術的・技能的要素を抽出し、それを規定する要因について分析を行った。
【選木】棚板に使われる素材は、10m以上の大径木で、ねじれて育っていない直木のスギが利用される。また、船体部材には曲材が使用されるが、曲材は部材に必要な曲がある、根曲材が選木される。
【素材生産】直木、根曲材、いずれにしても、根株の部分は利用価値があるため、根本近辺の雪、土を掘り起こしてから、全幹伐倒を行う。したがって、追口、受口が根株部分に作られるため、ねらい通りの方向に伐倒することが、一般材よりも、困難である。
【運材】10数メートル以上の直木を全幹で集材・集材するため、運材作業は極めて危険であった。製材工場までトラック運材する場合、電線に材が引っかかることもあった。
【製材】棚板の製材機は、10数メートルの大径材をバンドソーに送り込むことのできる送材車付バンドソーである。この製材機を用いた作業では、バンドソーと送材車にそれぞれ作業者を配置し、一般用材の2倍から3倍の長さで緩やかに曲がっている材をできる限り側面の木目が切れないよう製材する。送材車に固定してバンドソーに送り込んで製材すると木目が切れ仕上がりが悪くなる。そのため、材の位置をこまめにコントロールしながら製材しなければならない。しかし、大径長材である造船用材は重くて緩やかな曲りがあるため手慣れた製材業者においてもかなり難渋な作業であった。材の大きさによっては4人で作業を行わなければならなかったこともあった。
以上のような、特殊な技術・技能的要素は小型木造漁船の船体建造方法に規定されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高度成長期における小型漁船の造船用材の供給構造 -地域森林資源と素材生産から船体建造までの技術的特徴を踏まえて-

    • 著者名/発表者名
      濱田 武士, 夏目 俊二
    • 雑誌名

      林業経済 (投稿中)(判定:掲載可・微修正)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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