研究概要 |
平成16年度は、研究初年度である。研究計画書に示したように、本研究を進めるにあたり、既存研究のサーベイを実施し、本研究で適用する分析方法の検討をおこなった。また、関連組織への調査をおこない、資料および分析データを収集した。更に、下記の2点に関して検討した。 ・農業公共投資の地域経済(農業・非農業)波及効果分析方法の検討 ・個別農家データを利用した農業公共投資の地域間生産性格差分析方法の検討 また、下記の3大会で研究報告をおこなった。これら研究報告の研究内容は、直接的には本研究に関連しない。しかし、データ分析手法は本研究に応用することができることがわかっている。これらの分析を通して、分析テクニックを確認することができた。これらの経験は、次年度以降おこなう本研究での分析に役立つと考える。 ・2004年7月「減反開始期以降におけるわが国稲作生産性の経済収束分析」(平成16年度日本農業経営学会研究大会個別報告:東京農業大学) ・2004年9月「PRODUCTIVITY CONVERGENCE AND RICE ACREAGE CONTROL PROGRAMMES IN JAPAN」4th International Symposium of DEA (Birmingham, U.K.) ・2004年10月「パネル単位根検定によるわが国稲作生産性の経済収束分析-減反開始期以降を対象として-」(第54回地域農林経済学会大会個別報告:滋賀県立大学)
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