1.平成17年度における研究の進捗状況 当該年度前半で予定していた統計分析については、十分に行い得なかったが、8月及び9月に岩手県一関市周辺において実態調査を実施することができた。調査は、農業関係機関、農業者などを対象として、近年における農業構造の変化について聞き取り調査を行った。 2.平成17年度の成果 岩手県一関市における実態調査の結果については、現在取りまとめ中であるが、米価下落の影響が大きく現れてきていること、同時に農協再編など農業関係機関の再編問題も絡んで地域経済構造が大きな転換期を迎えていることが確認できた。調査の成果については、農業農協問題研究所の所報に5月頃に掲載できる予定である。 3.残された課題 昨年度からの課題となっている統計分析がまだ不十分となっていることから、引き続き統計分析を進めるとともに、最終年度に向けて補足調査なども進めていく。
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