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2004 年度 実績報告書

会計システムと農業技術データを統合した新な経営計画システムの設計・開発

研究課題

研究課題/領域番号 16780162
研究機関鳥取短期大学

研究代表者

櫻本 直美  鳥取短期大学, 生活学科・生活経済専攻, 講師 (30353098)

キーワード農業情報システム / 農業経営計画 / 簿記 / 経営分析 / キャッシュフロー / 農業技術体系 / 農業データベース
研究概要

簿記システムと農業技術体系DB (FSDB)を統合し,農家レベルにおいても簡易に利用することのできる,経営計画システムの設計を行った。システムの特徴は,おおよそ次のようになる。記帳率の低い生産に関するデータをFSDBのデータで代替することで,今まで生じていた,生産関係のデータがそろわず経営計画に関する分析ができないといった問題を克服した。農家が利用しやすいインターフェイスを整えることで,既存のシステムの利用にかかわる煩雑さを解消した。農家段階に広く普及することが目的であるため,普及が容易になるようアプリケーションとしての形態を工夫した(特別なランタイムを必要としない点など)。また,現状の農家の記帳レベルを考慮し,記帳のレベルを簡易なものから詳細なものへと3段階に分けて,それぞれの段階においてシステムが利用できるよう考慮した。
さらに,上記の設計に基づいて,簿記システムに新たな機能を付け加えたり,改良を行ったりした。改良の内容は主に次のような部分である。農家段階において簡易に部門別の財務データを記帳できるようにした。記帳したデータをもとに,自動的に経営分析が行えるようにした。新たに開発を行った部分は主に次のような部分である。経営計画システムに必要な財務やキャッシュフローに関するデータを自動集計し,排出する機能を加えた。データおよびシステム本体を移動できるようした(これは,農家が自宅外の研修に参加する場合,自経営のデータを容易に研修先に持ち運ぶことができることを目的としている)。ユーザインターフェイスに柔軟性を持たせ,高齢者を含むさまざまな利用者の利用を容易にした。ランタイムの使用を避けることで,OSとの兼ね合いから生じるトラブルを軽減した。
これらのシステムを一般に公開するために,Webサーバーを構築し,特定のサイトを設け,システムのダウンロードおよび運用保守を行った。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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