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2004 年度 実績報告書

RAS阻害剤の耐性化機序の解明及びsiRNAを用いた新規RAS阻害剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16790546
研究機関東京医科大学

研究代表者

中嶋 晃弘  東京医科大学, 医学部, 助手 (50366142)

キーワードRAS / 薬剤耐性 / アポトーシス / SCH66336 / 分子標的
研究概要

慢性骨髄性白血病急性転化細胞株K562はRASの上流にあるBCR-ABLキメラ蛋白よりの恒常的なシグナルが腫瘍性細胞増殖の原因となっているが、これまでの我々の研究より、代表的FTIのひとつであるSCH66336によって容量依存的にK562細胞の増殖速度は抑えられ、アポトーシス誘導は増加されることが見いだされた(Molecular Cancer Therapeutics. 2:219-24,2003)。本研究ではK562低濃度のSCH66336と長期間培養することによって、BCR-ABLからのシグナルを核に伝えるRASを介さない経路の細胞内情報伝達分子を網羅的にプ解析する。
(1)SCH66336耐性株の作成:
慢性骨髄性白血病急性転化細胞株K562を低濃度で8週間培養し、メチルセルロース法にてコロニー採取を行った。N-RAS変異を有する急性骨髄性白血病細胞株HL-60についても同様にSCH66336耐性株を作成した。SCH66336 10μMにても増殖可能になった場合SCH66336耐性株と判断し、K562-SCH-R細胞株、HL-60-SCH-R細胞株を樹立した。
(2)SCH66336耐性株における細胞内情報伝達系分子の解析:
SCH66336耐性のメカニズムを解明するために、K562-SCH-R細胞株、HL-60-SCH-R細胞株を用いてRAS系情報伝達分子(Raf、MEK、MAP Kinase)、P13 Kinase、STAT系情報伝達分子に及びアポトーシス関連分子(Bad、Bid、Bax、Noxa、Apaf1、IAP、AlF)についてimmunoblotteを用いて解析を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A G-quadruplex-interactive agent, telomestatin, induces telomere shortening with apoptosis2004

    • 著者名/発表者名
      Sumi M, Tauchi T, Sashida G, Nakajima A, et al.
    • 雑誌名

      International Journal of Oncology 24.6

      ページ: 1481-1487

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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