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2005 年度 実績報告書

B細胞特異的転写因子Bach2の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790564
研究機関弘前大学

研究代表者

佐々木 伸也  弘前大学, 医学部附属病院, 医員 (10344590)

キーワードBach2 / B細胞 / Ph1陽性ALL / 転写因子 / 分子生物学
研究概要

本研究の目的は、Bach2遺伝子の異常が実際ヒトの悪性腫瘍の発症原因となっているかを明らかにしていくことにある。
以前我々はB細胞性悪性リンパ腫の検体で、マイクロサテライトマーカーを用いて正常組織と比しその20%という高確率でBach2遺伝子のLOH(loss of heterozygosity)を認め、報告した。また、Bach2の過剰発現は薬剤に対する感受性を亢進させるということも報告した。
一方、非ホジキンリンパ腫においては、Bach2の過剰な発現は予後がよいことと相関するという報告がされている。
今回、B細胞性白血病の患者さんの臨床検体で、Bach2の発現をreal-time PCR法で半定量的に解析した。40例ほどの解析を行ったが、Bach2の発現量と予後との相関は認めなかった。
よって同じB細胞性起源でも、白血病の発症においては悪性リンパ腫と異なった癌遺伝子、あるいは癌抑制遺伝子の関与が考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] B-cell-specific transcription factor BACH2 modifies the cytotoxic effects of anticancer drugs.2003

    • 著者名/発表者名
      Kamio T, Toki T, Sasaki S, Ito E et al.
    • 雑誌名

      Blood 102・9

      ページ: 3317-3322

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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