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2005 年度 実績報告書

皮膚悪性腫瘍に対するイシクイモッドの抗腫瘍機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16790653
研究機関岩手医科大学

研究代表者

前田 文彦  岩手医科大学, 医学部, 助手 (60306016)

キーワードイミクイモッド / アポトーシス / 日光角化症
研究概要

イミクイモッドは局所にインターフェロンα、インターロイキン12、TNFαを誘導することにより臨床効果をもたらす抗腫瘍外用剤である。私達はイミクイモッドを、種々の悪性腫瘍のネオアジュバント療法に導入し、使用している。実際種々の腫瘍に外用すると、全く反応しないもの、腫瘍のみが反応するもの、腫瘍周囲の正常にみえる皮膚にまで炎症が及ぶものなど、臨床効果に違いが見られる。このことより、イミクイモッドの腫瘍に対する効果は、単に抗腫瘍系サイトカインの誘導のみならず、腫瘍側にも反応をコントロールする機序が存在する可能性が示唆される。またイミクイモッドが実際皮膚悪性腫瘍細胞に対して、どのような効果を与えるのかを知ることにより、単独治療が可能であるか、さらに化学療法や外科的治療が必要となるのかを判断することができる。また細胞表面接着因子の変化、細胞内の活性状態を把握することで、単純外用のみで無効であった腫瘍に対しても本剤による治療が可能になる。今回の研究で、イミクイモッドを腫瘍に外用した場合に起こる細胞内外の変化を検討し、イミクイモッドの抗腫瘍メカニズムの解明およびイミクイモッドによる治療法の確立を目指している。
平成16年度より継続して日光角化症に対してイミクイモッドの外用を行い塗布前後の組織を採取しHE染色の他、アポトーシスの評価のため免疫染色、Ki-67を用いた免疫染色を行い、その効果を症例数を増やして検討した。
現在ここまでの所の結果をまとめ、論文作成中である。
また、effectについての評価のためPCRを用いて追試を予定している。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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