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2005 年度 実績報告書

末梢血を用いた双極性障害患者における時計遺伝子発現パターンの検討

研究課題

研究課題/領域番号 16790679
研究機関山梨大学

研究代表者

玉置 寿男  山梨大学, 医学部附属病院, 助手 (60345709)

キーワード気分障害 / 双極性障害 / 時計遺伝子 / 概日リズム
研究概要

平成16年度には5人の健常被験者を対象として8:00,20:00の1日2回,3日間採血を行い,per1,per2,Bmal1,Dec1,CRY1の5つの時計遺伝子についてPBMC (peripheral blood mononuclear cells)での発現量をreal time RT-PCRで定量した.これらの遺伝子のうち,per1は8:00に発現量が多くて20:00に少なく(p=0.0016),per2は8:00に多くて20:00に少なく(p=0.0020),Bmal1は20:00に多くて8:00に少ない(p=0.0017)という結果であった.Dec1,CRY1については8:00と20:00の発現量に有意差は見られなかった.
平成17年度には平成16年度の研究で8:00と20:00で発現量に差の見られたper1,per2,Bmal1についてPBMCでの遺伝子発現の概日変化をより詳細に調べることを目的として研究を行った.4人の健常被験者を対象として4時間おきに1日6回(0:00,4:00,8:00,12:00,16:00,20:00)の採血を行い平成16年度と同様のプロトコールでreal time RT-PCRでPBMCにおけるper1,per2,Bmal1の遺伝子発現量を定量した.その結果,per1,per2,Bmal1いずれの遺伝子も4人の被験者に共通するリズムを明瞭に認めることはできなかった.

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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