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2005 年度 実績報告書

PET・SPECTを用いたうつ病の認知機能及び末梢性ベンゾジアゼピン受容体の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790704
研究機関日本医科大学

研究代表者

舘野 周  日本医科大学, 医学部, 助手 (50297917)

キーワードうつ病 / 認知機能 / 末梢性ベンゾジアゼピン受容体 / 脳血流 / ミクログリア / SPECT / PET
研究概要

前年度に引き続き健常対照群のSPECTデータベース作成を行うため、健常者を募集し、ハミルトンうつ病評価尺度およびミニメンタルステート検査にて健常と診断され、頭部MRIにて脳器質的変化がないことが確認された4名に対して^<99m>Tc-ECDを用いたSPECT検査を実施し、前年度実施分と合わせて計20名の健常対照群データベースを作成した。
頭部MRIにて明らかな器質的病変を伴わないうつ病患者33名(認知機能障害を伴わないうつ病患者12名及び認知機能障害を伴ったうつ病患者21名)に対してハミルトンうつ病評価尺度による重症度評価及びミニメンタルステート検査による認知機能の評価を行った後、^<99m>Tc-ECDを用いたSPECT検査を実施し、統計処理ソフトを利用して健常対照群データベースを用いた比較検討を行った。このうちうつ病が改善した後も回復しない認知機能障害を伴ったうつ病群9名と認知機能障害を伴わないうつ病群12名の治療開始時点での脳血流パターンを健常対照群と比較検討を行った。この結果治療開始時のうつ病相においてうつ病群は前部前頭葉を中心とした血流低下、回復しない認知機能障害を伴ううつ病群では後部前頭葉と頭頂葉での血流低下と血流分布の点で両者に違いがあることを第12回国際老年精神医学会にて発表した。
PET検査に関しては、被検者の募集を行い2名に対して、頭部MRI、各種心理検査、[^<11>C]DAA1106を用いたPET検査を行った。また前年度に引き続き[^<11>C]DAA1106を用いたPET検査の解析法の検討を行った。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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