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2004 年度 実績報告書

中枢神経系悪性腫瘍に対する放射線治療の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790718
研究機関筑波大学

研究代表者

幡多 政治  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60285145)

キーワード悪性神経膠腫 / メラトニン / 抗腫瘍作用
研究概要

メラトニンには腫瘍細胞のアポトーシスを誘起し、腫瘍の増殖を抑制するという働きがあることが報告されている。そこで、中枢神経系悪性腫瘍において、メラトニンによる抗腫瘍効果がみられるか検討した。
96穴マイクロタイタープレートを用いて、100μlの培地(イーグルの最小必須培地+10%ウシ胎児血清+ペニシリン100U/ml+ストレプトマイシン100μg/ml)にヒト悪性神経膠腫細胞株U-87MGとBeckerを5×10^3個播種した。その後、CO_2インキュベーターで37℃、5%CO_2の条件下に静置培養し、細胞増殖試験を行った。細胞を播種してから6時間前培養を行い、6,24,48時間後にWST-8溶液10μlを添加して1.5時間呈色反応を行い、生成したホルマザンの吸光度(450nm)をマイクロプレートリーダーで測定し細胞数を算出した。U-87MGは、6,24,48時間後にそれぞれ平均1.3±0.1倍,2.0±0.2倍,4.5±0.2倍に、Beckerは、1.4±0.1倍,2.1±0.2倍,3.0±0.1倍に増殖していた。
次に、100μlの培地にU-87MGとBeckerを5×10^3個播種し、同一条件下で24時間前培養を行った。その後、0,1×10^<-7>,10^<-9>,10^<-11>,10^<-13>Mの濃度になるようにメラトニンを添加し、48時間後に同様の方法で細胞数を計測した。U-87MG、Beckerともに、0Mに比べて1×10^<-7>,10^<-9>,10^<-11>Mのメラトニンを含む培地において細胞の増殖が抑制される傾向がみられた。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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