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2004 年度 実績報告書

超低線量CT灌流画像による低被曝化と急性期、慢性期脳虚血における脳血流定量解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790738
研究機関岩手医科大学

研究代表者

及川 博文  岩手医科大学, 医学部, 助手 (10337157)

キーワードCT灌流画像 / 脳血流 / 脳梗塞
研究概要

CT用低コントラストファントムと脳梗塞患者に対し、本学既設のMultislice CT (MSCT)を用いて、通常の頭部CTの撮影条件(120kV,375mAs)と1/2線量(120kV,180mAs)で撮影した。得られた画像データに我々が開発した量子ノイズ除去フィルタを適用し、得られた画像の信号ノイズ比(S/N比)、コントラストノイズ比(C/N比)を算出し、比較した。
量子ノイズ除去フィルタを適用した画像では、頭部CT、ファントムともに同一線量で約2倍、1/2線量でも約1.5倍のS/N比、C/N比を得ることができた。
視覚的には、1/2線量で撮影しフィルタを適用した頭部CTでも、白質、灰白質の良好なコントラストが得られ、ノイズが減ったため、コントラストは通常の頭部CTよりも良好で、初期虚血変化も極めて明瞭に描出することが可能であった。
また、低線量で撮影したCT灌流画像でも、極めて良好な脳血流マップを作製でき、MR灌流画像やSPECTの結果とも良好な対応が得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] CT灌流画像とMR灌流画像2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木真理, 及川博文
    • 雑誌名

      medicina 42(3)

      ページ: 407-409

  • [雑誌論文] Clinical impact of 16-row multisclice CT on central nervous system2004

    • 著者名/発表者名
      Sasaki M, Oikawa H, et al.
    • 雑誌名

      Visions 5

      ページ: 23-27

  • [雑誌論文] CT灌流画像における量子ノイズ除去フィルタを用いた被曝線量低減の検討2004

    • 著者名/発表者名
      佐々木忠司, 及川博文, 他
    • 雑誌名

      日本放射線技術学会雑誌 60(12)

      ページ: 1688-1693

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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