研究概要 |
1)HGF存在下の培養で得たneurospehreの脳内移植 まず今回の実験に使用するneurosphereをmouse GFP産生ES細胞から分化誘導した。浮遊培養にて得た細胞をまずspehereの形態のまま遠心分離で収集し、mouse脳内に移植することが出来た。 2)移植した細胞の生着の確認 実際に移植した細胞が生着しているかどうかについて、経時的に検討を行った。2,4,8週後にdeep anesthesiaにてcardiac perfusionを行い、脳を採取。スライスを作成してGFP免疫染色を行っている。GFP陽性細胞は海馬内の移植した部位のみならず他部位への遊走が認められるが、その傾向につき現在検討中である。 3)より生着の良い条件を得るために移植部位、HGFの併用の有無の影響を検討中である。Recombinant HGFを移植片に混じて投与する方法はneuronを増やす可能性があるため、その免疫染色を行ったが、未だ有意な差を認めていない。Pumpによる持続的投与が必要か否かについても今後の課題である。 神経学的所見の改善度については、rotarodにてまず検討を行っている。Watermaze testを併用しているが、未だ有意差を得るには至っていない。
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