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2005 年度 実績報告書

関節リウマチ滑膜血管新生におけるADAMファミリーの役割

研究課題

研究課題/領域番号 16790856
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

小宮 浩一郎  藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (10296634)

キーワード関節リウマチ / ADAM / 血管新生
研究概要

ADAM (a disintegrin and metalloproteinase)は近年注目されているMMP近縁遺伝子ファミリーで、metalloproteinaseおよびdisintegrinドメインを有することから、プロテアーゼであると同時に接着因子としての機能を併せ持つと考えられている.
研究代表者はこれまで30種類以上の分子種からなるADAMのうち,プロテアーゼ活性を有すると考えられる10種類のADAMに注目し,関節リウマチ(RA)および変形性関節症(OA)滑膜組織における発現スクリーニングをmRNAレべルで行った.RAおよびOA滑膜組織で発現が認められたのはADAM9,10,12,15,17であった.このうちADAM12と15はOAに比しRA 滑膜組織で選択的に発現しており,なおかつADAM15についてはRA全例で発現が認められた.ADAM15に注目し免疫組織学的解析を行うと,RA滑膜組織の血管密度とReal-Time PCR法で得られたADAM15 mRNAの発現量との間には相関関係が認められた.また,血管内皮細胞(HUVEC) を用いたスクリーニングではADAM9,10,12,15,17,19,20の発現が認められた.これらのデータからADAM15はRA滑膜組織における血管新生に重要な役割を果たすADAMであると考えた.HUVECでsiRNAによりADAM15 mRNAのノックダウンを行ったinvasion assayでは,ノックダウン群で浸潤能の低下が認められた.

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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