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2004 年度 実績報告書

吸入麻酔薬セボフルランが心筋リズムと遅延整流Kチャネルに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 16790864
研究機関旭川医科大学

研究代表者

鈴木 昭広  旭川医科大学, 医学部, 助手 (30292121)

キーワードセボフルラン / 遅延整流K電流 / 心臓電気生理学
研究概要

これまでの我々の研究により、吸入麻酔薬イソフルランが心筋活動電位持続時間を濃度依存性に2相性に延長、短縮することを報告してきた。(Suzuki A.Anesthesiology 97,2002)
また、慣習的に心筋イオンチャネルの研究は室温下で、しかも各チャネルごとに異なる電位プロトコールを用いた検討が行われてきたが、我々は室温条件ではタンパクが十分機能できないために麻酔薬がチャネルに与える影響が異なる可能性を報告した。(Suzuki.A, Anesth Analg 96, 2003)
今回の実験において、日本において臨床で使用されているセボフルランも、モルモット単離心筋を用いたパッチクランプ法による検討で、濃度依存性に2相性に持続時間を延長、短縮し、使用濃度に応じて心筋リズムへの影響が変化しうることが示唆された。
その機序として、活動電位のプラトー相で特に活躍するカルシウムチャネル、および遅延整流カリウムチャネルへの異なる程度での抑制が関与していることが判明した。
予定通り、後半2年目において特に重要な関わりを持つと考えられる遅延整流カリウム電流をrapid、slowの2成分に分けて検討する予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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