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2004 年度 実績報告書

分子生物学的手法を用いた淋菌のセフェム系抗菌剤耐性機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790912
研究機関岐阜大学

研究代表者

安田 満  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90311703)

キーワード淋菌 / 薬剤耐性 / セフェム系抗菌剤 / MIC / penA / penB / mtrR
研究概要

岐阜大学医学部附属病院およびその関連病院泌尿器科に来院した淋菌性男子尿道炎が疑われる患者から尿道分泌物を採取し、分離培養および同定を行っている。
得られた淋菌臨床分離株は、専用の保存培地に懸濁後-70℃にて各施設にて冷凍保存を行っており一部については当教室に送付され、当教室にて保存を行っている。また淋菌臨床分離株の保存を行った淋菌性尿道炎患者より感染源、治療内容など疫学的・臨床的背景を収集している。-70℃にて保存してある淋菌臨床分離菌株のうち当大学に送付、保存された菌株についてはβラクタマーゼ産生の有無を確認の上penicillin G、ampicillin、cefodizime、ceftriaxone、cefpodoxime proxetil、cefxime、cefdinir、levofloxacin、azithromycin、tetracyclin、spectinomycin等の抗菌剤のMimimal Inhibitory Concentration(MIC)をNCCLS(the National Committee for Clinical Laboratory Standards)法に準じ寒天平板希釈法にて測定した。またMICを測定した菌株についてはpenA、penBおよびmtrRそれぞれに特異的なプライマーを用いたPCR法にて増幅を行い、さらに塩基配列を決定したのちそれぞれの遺伝子の変異を検討している。得られたMICと各種遺伝子の変異を比較検討し、セフェム系抗菌剤に対する耐性に関与する遺伝子およびその変異を解析している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Remarkable increase of Neisseria gonorrhoeae with decreased susceptibility to penicillin, tetracycline, oral cephalosporins, and fluoroquinolones, central Japan, 2001-2002.2004

    • 著者名/発表者名
      Masayasu Ito
    • 雑誌名

      Journal of Antimicrobial Agents and Chemotherapy 48・8

      ページ: 3185-3187

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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