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2004 年度 実績報告書

子宮体癌特異的発現遺伝子による分子診断

研究課題

研究課題/領域番号 16790963
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

西川 博  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (00347410)

キーワード子宮体癌 / SAGE法
研究概要

子宮体癌を表出する分子的メカニズムを解析するために、まず子宮体癌・正常子宮内膜の新鮮凍結標本から抽出したRNAを使用し、改良型Serial Analysis of Gene Expression (SAGE)法によって、各11000個以上のmRNAを解析、遺伝子発現プロフィールを作製した。従来のSAGE法では、各mRNAから14bpの配列の情報しか得られなかったが、この改良型SAGE法では4bp長い18bpの長さを持った遺伝子配列の出現頻度のリストが作製できることにより、2次スクリーニングをより正確なものにすることができる。
改良型SAGE法の結果をコンピューター解析し、子宮体癌・正常子宮内膜の遺伝子発現プロフィールを比較した。その上で、2つの組織間で発現量に大きな差のある遺伝子配列を拾い上げ、データベースで検察をして表出する遺伝子確認した後、不適当なものを除いた約40個を、候補遺伝子配列とした。
2次スクリーニングとして、まず子宮体癌・正常子宮内膜、各5検体の組織それぞれからmRNAを抽出した。約40個の候補遺伝子配列のプライマーセットをそれぞれ作製し、もっとも効率のよいプライマーセットを選択した。そのプライマーセットを使用しSYBR Greenの蛍光をモニターすることで、real-time quantitative RT-PCRを約40回行った。結果から、子宮体癌・正常子宮内膜組織でそれぞれ更に明らかに発現量の差のある候補遺伝子のみを選び出し、それを2次スクリーニング後の候補遺伝子とした。
現在、さらに多検体を用いて、real-time quantitative RT-PCRによる3次スクリーニングを行っている。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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