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2004 年度 実績報告書

Dahl Sラットを用いた子宮内胎児発育遅延に対するグレリンの動態と治療効果についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 16790979
研究機関久留米大学

研究代表者

永山 祥代  久留米大学, 産婦人科, 助手 (20309834)

キーワードDahl Sラット / 子宮内胎児発育遅延 / total ghrelin / active ghrelin
研究概要

【材料及び方法】
9週齢以降のDahl Sラットを交配させ、妊娠確認後より6%食塩添加飼料を与えたものを、子宮内胎児発育遅延モデル動物として使用した。測定項目は、1)血圧;尾動脈収縮期血圧をマウス・ラット用無加温型非観血式血圧計(室町機械、MK-200)を用いて、9週齢と妊娠確認後、妊娠7日目、妊娠14日目、妊娠20日目に測定した。2)妊娠20日目に胎仔、胎盤、母獣胃を摘出し、各重量を測定した。3)グレリンの測定;母獣血漿、胃及び胎盤組織中のグレリン濃度をラジオイムノアッセイを用いて測定した。なお、Control群として、食塩を添加していない普通食を与えたラットを用い、食塩負荷群と同様の方法で検討した。
【成績】
食塩負荷群では、血圧は妊娠週数が進むにつれて上昇し、妊娠20日目には164±17mmHgとなり、Control群(124±10mmHg)と比較し有意な(P<0.01)上昇を認めた。胎盤については、両群間で重量の差を認めなかったが、胎仔重量はControl群(4.68±0.69g)と比較して食塩負荷群(3.95±0.36g)で有意に(p<0.0001)低値を示した。Control群での各臓器におけるグレリン濃度は、以下に示すとおりだった。胎盤でのtotal ghrelinは83.70±3.35fmol/50mg、active ghrelinは1.46±0.76fmol/50mgだった。また、胃でのtotal ghrelinは146.48±22.43fmol/0.1mg、active ghrelinは43.10±6.70fmol/0.1mgだった。現在、食塩負荷群でのグレリン濃度は測定中であり、今後Control群との比較検討を行う予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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