平成16年度 幹細胞移植の実験系の幹細胞培養の実験系の確立 動物モデルにおける骨髄幹細胞を声帯組織内に移植し、その組織再生能力を検討する準備を進めている。イヌの大腿骨から骨髄を採取し初代培養を行い壁付着細胞を採取、培養皿上に2%FCSで培養し自家間葉系幹細胞を増殖させる。C-kit、CD34、CD140αをマーカーとして使用し、血球系幹細胞を含む血球系細胞から、多分化能を有する間質系細胞を区別する。培養にはPGAとPLLAの複合材料やヒアルロン酸の誘導体、ゼラチンからの担体などを使用し幹細胞増殖の足場として、どの担体が効果的である。 反回神経麻痺モデルへの幹細胞移植 イヌの永久反回神経麻痺モデル(声帯麻痺モデル)を製作し、声帯内に自家間葉系幹細胞を移植した。
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