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2005 年度 実績報告書

DNAマイクロアレイを用いたステロイドホルモン応答遺伝子の内耳における発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 16791029
研究機関関西医科大学

研究代表者

八木 正夫  関西医科大学, 医学部, 助手 (40373112)

キーワードDNAマイクロアレイ / エストロゲン / 蝸牛神経核 / 下丘
研究概要

抗エストロゲン作用を有するタモキシフェンをモルモットに投与し、音響暴露に対する変化について検討した。タモキシフェン投与動物と、正常動物とに音響暴露(4kHz、octave band noise、120dB、24時間)を行い、聴力変化を聴性脳幹反応を用いて比較検討した。タモキシフェン投与7日目の群と無投与群に対し聴性脳幹反応を行い、音響暴露し再び聴性脳幹反応を行い、聴力閾値の変化を比較検討した。結果としては、タモキシフェン投与モルモットにやや聴力閾値変化が大きい傾向が見られたものの、明らかな有意差はなかった。組織学的surface preparationによる観察では両群間での明らかな違いが認められなかった。
DNAマイクロアレイ法により、若年モデルマウスと加齢モデルマウスの蝸牛神経核及び下丘における遺伝子発現の違いを比較した。マイクロアレイは同条件で15匹の4週齢と15匹の50週齢の計30匹のC57BL/6Jマウス(雌)を用いて3回行った。結果は蝸牛神経核においてEcm1,Polk, Clps, Pkc-_,Mbtd1,とCacnalaが、下丘においてはGrin, Sftpc, Gsn, 4930429B21Rik, 2410004N11Rik, Stag1, and Vamp2が中年モデルにおいて若年モデルと比較してdown-regulateしていた。また、中年モデルにおいて若年モデルと比較しUp-regulateしている遺伝子としては、蝸牛神経核においてBhlhb3,Ctss, Calb1,Gatm, Phyhが、下丘においてYwhaz, Bmp4,Stam, Mcm2,Gatm, Taf1bが検出された。蝸牛神経核におけるPKC-εと下丘におけるGrin1の局在についてin situ hybridization法を用い発現を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 老人性難聴モデルマウスにおける蝸牛神経核および下丘の遺伝子発現解析2005

    • 著者名/発表者名
      大隅泰則, 八木正夫, 河本光平, 朝子幹也, 栗山博道, 柴田清児, 米田元胤, 神田靖士, 西山利正, 山下敏夫
    • 雑誌名

      Audiology Japan 48巻5号

      ページ: 505-506

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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