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2004 年度 実績報告書

唾液腺癌由来α‐N‐アセチルガラクトサミニダーゼのクローニングと機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16791268
研究機関松本歯科大学

研究代表者

松浦 隆  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (10298408)

キーワードα-N-acelalactosaminidase / クローニング / 蛋白精製 / ポリクローナル抗体 / 頭頸部癌
研究概要

【目的】頭頸部癌細胞から抽出したα-N-acetylgalactosaminidase蛋白の生化学的性質を検討するとともに、精製蛋白に対する抗体を作製することを目的とした。
【方法】本研究では、1)唾液腺癌細胞から細胞抽出液を調製し、イオン交換ゲルクロマトグラフィーに供した。2)イオン交換ゲルクロマトグラフィーからα-N-acetylgalactosaminidase活性を示す蛋白分画を回収し、ゲルクロマトグラフィーに供した。3)ゲルクロマトグラフィーで精製された蛋白分画をSDS-PAGEで展開し、分子量を求めた。4)精製蛋白を、ラビットに免疫し、抗ヒト唾液腺癌由来α-N-acetylgalactosaminidase活性蛋白抗体を作製した。5)抗体の力価は、ELISAで測定した。
【結果】1)唾液腺癌細胞から蛋白を抽出し、イオン交換ゲルクロマトグラフィーで展開したところ、#76のフラクションを中心としてα-N-acetylgalactosaminidase活性物質が分離された。これらのフラクションをゲルクロマトグラフィーで分離したところ、#58のフラクションでα-N-acetylgalactosaminidase活性物質が分離された。2)#58のフラクションを濃縮し、SDS-PAGEで展開した結果、約48kDaのシングルバンドを得た。3)本精製蛋白は、exo-とendo-α-N-acetylgalactosaminidase活性を有する特徴がみられた。4)本蛋白を濃縮し、ラビットに免疫した結果、ポリクローナル抗体を得た。5)ポリクローナル抗体はELISAによってその特異性が確認された。
現在、得られた抗体を用いてクローニングを継続中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of salivary gland adenocarcinoma cell-derived alpha-N-acetyl-galactosaminidase on the bioactivity of macrophage activating factor2004

    • 著者名/発表者名
      Matsuura T. et al.
    • 雑誌名

      International Journal of Oncology 24・3

      ページ: 521-528

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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